
青木玉さんの着物エッセイ本を久しぶりに読み返しました。
「幸田文の箪笥の引き出し」
「着物あとさき」
2冊とも、私が着物にハマった頃にお気に入りで何度も読み返した本です。
著者の青木玉さんは、幸田文さんの娘で幸田露伴のお孫さんです。
着物と共にある丁寧な暮らし、物を大切にする精神的に豊な生活が描かれていて、今の時代に読んでもとても面白いと思います。
着物の勉強にもなります。
少し古い本なので、ご興味のある方は図書館や古本屋さんなどで探してみてください。
着物をお仕立てします。千葉県浦安市の和裁店です。
青木玉さんの着物エッセイ本を久しぶりに読み返しました。
「幸田文の箪笥の引き出し」
「着物あとさき」
2冊とも、私が着物にハマった頃にお気に入りで何度も読み返した本です。
著者の青木玉さんは、幸田文さんの娘で幸田露伴のお孫さんです。
着物と共にある丁寧な暮らし、物を大切にする精神的に豊な生活が描かれていて、今の時代に読んでもとても面白いと思います。
着物の勉強にもなります。
少し古い本なので、ご興味のある方は図書館や古本屋さんなどで探してみてください。
私が今、市販されている和裁の本の中で一番おすすめの和裁の教科書は
『きものの仕立て方』『続・きものの仕立て方』小田美代子著 文化出版局
です。
『きものの仕立て方』には単衣物の仕立て方、『続・着物の仕立て方』は袷の仕立て方が詳しく紹介されています。
本格的な職人仕事を豊富なカラー写真で解説していて分かりやすいです。寸法も鯨尺メインで表記されています(cmも併記)。
初心者向けですが、やり方を素人向けに簡単にして伝えるのではなくプロの仕事を正確に紹介しています。
私も自分のやり方とは違うところもあるのですが、よく参考にさせていただいています。
本格的な和裁に興味があるけれど、忙しくて今すぐには習いに行けなかったり、そもそも通える場所に教えてもらえるところが無いということもあると思います。
図書館にも置いてあるかもしれませんので、ぜひ興味のある方はご覧になってみてください。
今や動画の時代で和裁の動画も沢山ありますが、今から約90年前の1930年代には何とラジオで和裁講座が放送されていたようです。
ちなみに日本でラジオ放送が始まったのは1925年(大正14年)だそうです。その後1953年(昭和28年)にはテレビの本放送が始まりました。
下の写真は太平洋戦争が始まる前の1933年(昭和8年)、東京中央放送局第二放送(現在のNHK)のテキストです。
テキストがあると言っても、どんなふうに音声で裁ち方や縫い方を説明していたのでしょう?
みんな着物を着て縫ってが当たり前の時代だったから、実際にやって見せなくても伝わった部分が多かったのでしょうね。
私はラジオが好きなので、もし今ラジオ和裁講座があったらどんな感じだろうと想像するとワクワクします。
一体いつ頃からいつ頃までラジオで和裁講座が放送されていたのか、音源が残っていたらぜひ聞いてみたいものです。