普段の着物のお手入れ

着物はお手入れが大変だと言われますが、それほど手間をかけなくてもポイントを押さえれば長く綺麗な状態で保てると思います。
私が心がけているのは以下の3点です。

1)よく観察しながらブラシをかける

まず、シミや汚れがついていないかよく観察しながらブラシをかけます。
汚れやすい「衿」「袖口」「裾」は特によく観察します。

ブラシは布の地の目に沿って縦方向に、生地を痛めないよう力を入れずに軽く優しくかけます。
ブラシをかけることで目に見えないホコリやチリを取り除けます。繊維の流れも整えることができるそうです。

ここでは「よく観察する」ことが大切です。
その結果シミや汚れを発見した場合、大切な着物の場合は潔く?プロに相談します。

私は東京・新宿の「そろり庵 きものなおし」様にお手入れをお願いしています。
気軽にご相談することができるのでいつも心強いです。

2)一晩干して風を通す

着物は湿気が大敵です。室内の直射日光のあたらない風通しの良い場所に干して、湿気を飛ばします。一晩干せば十分だと思います。

湿度の高いときは除湿機を使うとカラッと干すことができます。
着物用の衣紋掛けが1つあると便利です。

3)丁寧にたたむ

着物は折り目正しくたたんでおくだけで、アイロンをかけなくても形が整います。
次回着る時に気持ちよく着るための最大のポイントは「丁寧にたたむ」ことだと思います。

着物は大きいので広い場所の方がたたみやすいです。広い机などが無ければ、床や畳の上に「衣裳敷き」を敷くとよいでしょう。
大きな折り紙を丁寧に折るような気持ちでたたむと良いです。

振袖の思い出

浦安市の成人式は隣の夢の国で開かれることで有名ですね。
(私の時はまだ浦安市の文化会館で行われていました、、、今の子が羨ましいです!)

私の振袖は姉と共用でしたが、姉はあまり着物に興味がなかったので私の好みで選ばせてもらいました。母が呉服屋さんに連れて行ってくれて、沢山の振袖の中から1枚を選んだドキドキと嬉しさは今でも覚えています。

その振袖は姉が成人式と結納などで2〜3回着て、私が成人式と親戚の結婚式などで2〜3回着ました。その後、姪っ子が十三参りの時に着てくれました。十三参りのときは、肩揚げと袖を引きずらないように袖の揚げをして着せました。

十三参り。ちょっとだけ肩上げ

次の出番は姪っ子の成人式になるでしょうか。
別の振袖も準備するかもしれませんが、この振袖もまた袖を通してもらえたら良いなと思っています。

両親が姉と私に誂えてくれた振袖。
大切にしようと思います。

お母様などの振袖の寸法を直したり仕立て直しをしてお召しになりたい方はぜひご相談いただけたら嬉しいです。

また、振袖は1度着たら次に着るまでに期間が空くことが多いですので、しばらくぶりに見てみたらシミが出てしまっていた!ということもありえます。

着物のお手入れのご相談は西新宿の「そろり庵 きものなおし」様がおすすめです。親切丁寧なお仕事で、いつも感謝しています。

そろり庵 きものなおし
https://www.solorian.com/