秩父太織の着物に芝桜の帯

秩父太織の単衣着物に、2021年1月のキモノ図案塾卒展で展示した芝桜柄の名古屋帯を初めてしめました。帰宅時の写真なので着崩れていてお恥ずかしいですが、着物も帯も軽くて肌触り良く、最高でした。

どうか状況がよくなって、また皆様と楽しく着物でお出かけできるようになりますように。

黙々と作業

袷の袖、口布の回し掛け

写真は袷の袖の口布を縫い付けているところです。「口かけ(くちかけ)」とか「回し掛け(まわしがけ)」といいます。
和裁所に入って最初にさせてもらった仕事です。できるようになるまで何枚も口布だけつけました。懐かしいです。

最近は流行の音楽を流しながら仕事をしています。
米津玄師さんなど、、今の時代を感じられて好きです。

仕立てに集中しているときは暑さを忘れることができます。
没頭できるのは幸せなことだなと思います。

夏大島の単衣

夏物は色々な素材・織り方の布があり、縫うのは難しいですが楽しいです。
この夏大島は変わり織で透け感が何とも涼しげです。手触りがさらっとしてます。

もしかしたら今年の夏は着物を着る機会がないかもしれないのに、誂えてくださるお客様がいらっしゃることに心から感謝します。
せめて、たとう紙を広げたときに、いつか着る時を想像してワクワク嬉しくなる様な良い仕立てをしたいと思います。

そうそう、先日出来上がったワンちゃん浴衣は親戚のコが羽織ってくれました↓